（株）ヤマダ電機は9月25日、（株）キムラヤセレクト株式を取得し、子会社化することを決めた。
民事再生手続きを申請したキムラヤセレクトはアセット・マネージャーズ（株）グループの支援を受け、2005年7月に民事再生手続きを終結。丸井グループとの協働などを通じ、商品、店舗、物流といった経営資源の見直しを行い、事業再生に努めていた。
株式譲渡元のアセット・グループは「小売業界を取り巻く経営環境は、競争が一段と激化しており、業界の各方面で経営の効率性を鑑みた大規模化、経営統合等のダイナミックな展開が進んでいる」として、キムラヤの収益基盤強化、迅速な業容拡充、事業シナジーが見込むことができる譲渡先として、業容拡大を目指すヤマダ電機との間で株式譲渡契約の締結に至ったもの。
子会社化する理由として、ヤマダ電機は「新橋エリアを中心に東京圏駅前に店舗展開するキムラヤセレクトのメリットを活かし、グループとしてのトータルサービスソリューションの実現を図るため」と説明している。
