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ライフ/衣料品の発注業務改革

2007年10月12日/物流施設

(株)ライフコーポレーションは、日本電気(株)が開発した大量のデータを超高速で処理するメモリDB(データベース)を用いたスーパー/量販店向け業務パッケージ「DCMSTORE(ディシーエムストア)」をことし2月に導入した。

ライフでは衣料品販売事業において、多店舗の販売情報を一元的に管理し、大量の購買データをリアルタイムに把握・分析することにより、発注精度の向上、欠品・在庫の削減、バイヤーの作業不可軽減などを進め、「発注計画にかかる時間削減」「在庫削減」「購買・在庫管理業務にかかる工数削減」を狙っている。

流通業界においては、売上・利益の拡大を図るため多様な商品分析や顧客分析を迅速に行ないたい、発注管理・仕入管理などの基幹業務を精緻に行う一方で効率化したいというニーズが高まっていた。

しかし、従来のRDB(リレーショナルデータベース)を利用したシステムでは、分析に長い処理時間を要するため、担当者の経験や勘を頼りに業務を実行せざるを得ない場面も数多く存在していた。

メモリDBは、メモリ上にデータを格納することで、更新・検索などのデータ処理中にディスク・アクセスが発生しないため、従来のRDBを利用したシステムに比べて50~5000倍の高速なデータ処理を可能とするもので、サーバに搭載できるメモリ容量の増大やメモリの低価格化などに伴い、流通業をはじめ大量かつ高速のデータ処理が求められる業種で注目されている。

NECは、スーパー/量販店向けPOSシステム「DCMSTORE-POS」に加え、昨年2月に「DCMSTORE」シリーズを商品化し、発注処理・仕入処理・売上処理などの基幹業務パッケージ「DCMSTORE-MD」、実データに基づく店舗での高精度な発注や棚割りなど支援する「DCMSTORE-SA」、レシートデータを基づく多様な商品分析を行う「DCMSTORE-DWH」を、小売業中心に納入してきた。

NECは、「DCMSTORE」シリーズについて、今後3年間で200億円の販売を目標としている。

「DCMSTORE」の情報は、下記URLを参照。
http://www.nec.co.jp/solution/dcmstore/

問い合わせ
NEC
流通ソリューション事業部
ソリューション推進部
電話:03-3456-1422
info@dcmstore.jp.nec.com

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