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三井物産/中国の食品産業グループと業務提携

2010年09月08日/国際

三井物産と中国の光明食品(上海市)は9月8日、光明食品が展開している多岐に亘る食品事業分野において戦略的な業務提携を結んだ。

提携内容は、製糖業、流通業、その他事業分野における相互協力、共同事業化の検討、さらに海外における乳製品加工事業の共同発展に向けた取組みを柱としている。

光明食品は、上海市政府傘下の食品企業群を統合する形で2006年に設立された中国最大級の食品産業集団で、食料資源から製品加工、流通、リテールに至る食品バリューチェーンを中国国内で構築している。

2009年12月期の売上高は520億元(約6600億円)で、砂糖の取扱量は、中国第一位で約15%のシェアを占めているほか、乳製品や酒類、缶詰など中国での有力ブランドを多数保有している。

提携によって、製糖事業では、日本の技術力を活用することで、既存事業の付加価値向上とシェア拡大を目指した流通業では、日本食品展の定期開催をはじめとする相互協力と中国における卸売基盤の構築を目指す。

光明食品(集団)有限公司の概要
所在地:中華人民共和国上海市
代表者:董事長王宗南氏
設立:2006年8月8日
株主:上海市政府傘下企業100%
資本金:34.3億元
事業内容:農水産品生産事業(米、酪農、豚肉、野菜、海老等)、食品加工事業(糖類、紹興酒、乳製品、飲料、缶詰、アイス、菓子類、冷凍食品等)、卸売業、物流業、リテール業(スーパー、コンビニ、ネット販売等)、不動産業、タクシー業等
所有するブランド:光明(乳製品)、石庫門(紹興酒)、大白兔(キャンディー)、冠生園(蜂蜜)、梅林(缶詰)、正広和(ミネラルウォーター)
小売企業:食品デパート(第一食品)、スーパー(農工商超市)、コンビニエンスストア(好徳、可的、光明便利)

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