(株)永谷園が発行した環境・社会報告書2007によると、同社は2006年4月施行の改正省エネ法に沿って輸送量の計算システムを開発、測定した結果、2006年度の実績値は2891万トンキロとなった。
改正省エネ法では、荷物の輸送を委託している荷主に対してエネルギー使用量、CO2を削減する努力義務と、年間の輸送量の把握、3000万トンキロ以上の場合は特定荷主として、報告が義務付けられている。
同社の物流部門では、CO2削減の取組みとして、北海道エリアへの幹線輸送にフェリー、九州エリアには鉄道を利用している。またトラック輸送の委託業者では、エコドライブや排ガス規制車輌などのCO2削減努力を行っている。CO2削減につながるモーダルシフトへの取組みには、「物流コストや時間などを考慮しながら進めていく」としている。