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アサヒビール/アサヒ飲料に友好的TOB、最適物流体制追求へ完全子会社化

2007年10月26日/SCM・経営

アサヒビール(株)は10月25日、アサヒ飲料(株)を完全子会社化する目的で、同社の普通株式を友好的な公開買付け(TOB)で取得すると発表した。

2007年度を初年度とするグループの中期経営計画に沿った動きで、アサヒビールによるアサヒ飲料の持株比率は現在51.17%。既に連結子会社となっているが、グループシナジーの創出に向けたスピードを上げ、企業価値を向上させるために完全子会社化すべきと判断した。

アサヒビールグループでは、2月にカゴメ(株)と資本・業務提携契約を締結し、10月にはアサヒ飲料がカルピス(株)と自動販売機事業の統合契約の締結を行うなど、他企業との戦略的な事業提携を実施。

今後も外部との戦略的提携やグループ外からの事業取得などが不可欠と判断。多様な資本戦略を機動的に実施し「様々な切り口から事業競争力を強化していくことが、厳しい環境変化の中で勝ち残っていくために必要となってくる」と認識した、としている。

アサヒ飲料を完全子会社化することで、グループの経営資源を飲料事業へ集中投下していくとともに、共同研究・商品開発、共同調達、最適生産物流体制の追求、共同販促の展開など、バリューチェーン全般にわたってグループの総合力を結集する。

10月26日から公開買付けを開始、買付価格は1株2120円に設定した。

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