岡山県貨物運送（株）が11月21日に発表した9月中間期の連結業績によると、経常利益が前年同期に比べて38.8％減少したものの、中間純利益は2.1倍の0.6億円を確保した。
営業体制を強化したほか、3PL事業の一環として笠岡寄島営業所に営業倉庫を新設し、付加価値の高いトータル物流の推進と取扱貨物の増大に努めた。燃油費や減価償却費の増加はあったものの、傭車料の見直し、ETCの有効活用による高速道路使用料の削減など諸経費の削減に取り組んだ。
運送部門は、不採算荷主の選別、運行の合理化・効率化、倉庫・保管機能の活用などに取り組んだが、荷主の輸送方法の変更、貨物取扱量の減少、運賃単価の低迷などで減収となった。地区別では、関東、中部圏が前年を上回ったが、近畿、北陸圏で落ち込んだ。
