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日本ガイシ/メキシコにディーゼル車排ガス浄化用セラミックスの生産拠点

2007年11月28日/物流施設

日本ガイシ(株)は11月27日、メキシコにディーゼル車排ガス浄化用セラミックスの生産拠点を設立すると発表した。日米欧でのディーゼル車排ガス規制の強化による需要増に対応し、供給体制を強化するもの。

今後、日米欧の各市場でディーゼル車の排ガス規制が強化され、PM(粒子状物質)に加えてNOx(窒素酸化物)の排出規制も強化される。乗用車、トラック・バスなどの大型車、建設機械、農業機械などにも、ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の搭載が事実上、義務付けられるとともに、NOxの還元触媒による低減対策が必要となる。

日本ガイシは2010年以降、さらに規制が強化される米国を皮切りに、主に大型車や建設機械、農業機械向けの利用が期待されるコージェライト製DPFと、NOx還元触媒、酸化触媒用の大型担体(触媒用大型担体)の需要が大幅に増加するとみて、需要増に対応するため、新たにメキシコに生産拠点を設立することにした。同社では、最大の需要地になると見込まれる米国に隣接するメキシコが「米国市場へ製品を供給する主力生産拠点になる」と期待している。

■メキシコの新生産拠点の概要
会社名:NGKセラミックス・メキシコ(仮称)
設立時期:2008年1月
資本金:当初11億円(日本ガイシグループ100%出資)※建設着工前に40億円へ増資予定
所在地:メキシコ合衆国ヌエボ・レオン州モンテレー市郊外
敷地面積:24万㎡
生産品目:ディーゼル車向け排ガス浄化用セラミックス(コージェライト製DPF、大型担体)
生産開始:2009年9月
販売地域:主に米国

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