住友商事(株)は11月27日、米国住友商事が北米の有力化粧品原料フォーミュレーターのプレスパース社に対し、20%を出資して北米化粧品市場に本格参入すると発表した。
住友商事グループは高機能原料の欧米日市場向けの販売プラットホーム、化粧品処方能力、原料加工能力を獲得する。グループの住友商事ケミカル(株)が、米国住友商事、プレスパースと連携し、有力素材メーカーとの関係強化を図る。日本、アジア製高機能原料の北米向け取引拡大を目指すとともに、化粧品市場での新たなバリューチェン構築の一役を担う、としている。
世界最大の化粧品・パーソナルケア市場である北米の市場規模は約6兆円。住友商事グループはプレスパース社のスキンケア、サンケア、カラーコスメティック分野での高い研究能力、市場への強いアクセスを生かし、新たなサプライチェーン、提案型ビジネスモデルを構築する。今回の米国住友商事とプレスパースとの事業提携を機に、北米機能性原料分野でトップシェアーを目指す。