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オムロン/UHF帯RFIDリーダライタの世界展開加速

2007年11月30日/国際

オムロンは11月29日、UHF帯のRFIDリーダライタV750シリーズの世界展開として、新たに、中国、シンガポール、タイ、マレーシア、オーストラリア、メキシコ、ブラジル向けの製品をラインアップに追加すると発表した。12月以降、開発を完了したものから順次出荷を開始する。

オムロンでは、北米の流通小売業サプライチェーン分野でのRFID導入に合わせ、2005年1月にUHF帯RFIDリーダライタV740シリーズを発売。その後、標準規格として「EPCグローバル・クラス1ジェネレーション2」が制定され、これに準拠したV750シリーズの供給も開始した。V750シリーズのリーダライタは、これまでに2006年10月の北米対応、2006年12月の日本対応、2007年2月の韓国対応製品を発売している。

各国は電波法令などの制定や改正を進めており、UHF帯をRFID用途に開放しているほか、政府主導のプロジェクトなどで導入を促進。オムロンはグローバルにRFID動向を注視する中で、特に中国・東南アジア各国、中南米の製造物流や資産管理分野でRFID導入機運が高まっているとして、新たに7か国向けにV750リーダライタ製品を提供するもの。

オムロンのV750リーダライタは、高出力の固定型で、高機能、高速処理が特徴。読み取り条件を自動的にチューニングする機能、干渉に強い密集リーダモードなどを備えている。上位システムの負荷軽減や少配線化に貢献する機能、設置調整や運用をサポートする機能も充実させた。

■新製品・V750リーダライタ各国対応版の出荷開始スケジュール
中国 2008年1月下旬
シンガポール 2007年12月上旬
タイ 2008年第1四半期
マレーシア 2008年第1四半期
オーストラリア 2008年第1四半期
メキシコ 2008年3月中旬
ブラジル 2008年2月下旬

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