近鉄エクスプレスは11月29日、中国法人のうち北京近鉄運通運輸有限公司（北京近鉄）が12月1日に国内物流専用倉庫を移転・集約し、上海・浦東新区に国内専用の大型倉庫を開設したと発表した。
中国では国内消費市場の拡大に伴い、国内物流専用倉庫の需要が高まっており、北京近鉄はこれまで2か所に分散していた倉庫を浦東新区へ移転・集約させることで、業務効率の向上を図る。
新施設は上海市中心部から南東に約15kmに立地し、市内への配送、トラック・航空・鉄道輸送への配送手配をより早く行うことができる。鉄筋2階建て（中二階あり）で、天井高は1階が約9m、2F約6m。常温・低温保管・流通加工・クロスドック機能・国内配送（トラック・航空・鉄道による輸送）に対応する。
取扱商品は、液晶テレビ・冷蔵庫など家電品、複合機などの事務機器、その部品など中国で生産、国内販売される商品。トラックドック22基を備え、海上コンテナーへの対応も可能。倉庫面積は空調スペース500㎡を含めて4万3600㎡。
