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三井住友建設/短工期構法を開発、大規模物流倉庫に適用

2008年03月27日/物流施設

三井住友建設は3月26日、物流倉庫などの建物で工期短縮を求める事業主のニーズに応えるため、同社開発のミック構法のプレキャスト化をさらに進めて、柱仕口部を分割プレキャストとし高い品質を確保しつつさらなる短工期・施工性向上を実現する「ミックPCa構法」を開発したと発表した。
この構法を大規模物流倉庫の工事に適用「工期短縮の効果と良好な施工性を実証した」としている。
大型物流倉庫への適用例としては、東京都品川区に計画された大型物流倉庫に適用し、工期短縮の効果を実証。建物は地上5階建てで建築面積約1万7000平方メートル、延床面積約6万平方メートルの大規模な物流倉庫で、2007年1月に着工し、工期は10.5か月だった。ミックPCa構法、「建逃げ施工法」を適用することで、1フロアー4日、上部躯体を4か月で完了した。
同社では「工期が許せば柱のRC部位を現場打ちにする工法が低コストとなるが、事業主のニーズに応えるべく短工期施工を実現するうえで、今後PCa化による施工法採用も増加してくるものと考えられる。ミックPCa構法を含めたさらなる技術開発を続け、高品質・低コスト・短工期・高機能を追究・展開していく」としている。

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