モバイル＆ITサービスのブルヘッドは12月12日、モバイルプラットフォーム、コンテンツサービスのノウハウを活かし、いつでも既存の社内システムを利用できる携帯電話版SOA「ブルヘッド・モバイルSOAサーバ」のソリューション事業を開始したと発表した。
大手流通・小売業ではハンディターミナルや業務用PDA端末による在庫や受発注の管理を行うことが一般化しているが「専用端末を必要とすることや機能の拡張性が限定的で汎用性に劣る面があった」として、新サービスを提供するもの。
携帯電話から会社のシステムに接続することで、業務に必要なあらゆる情報を閲覧・管理・共有することが可能となり、外出先や取引先など、いつでもどこでも在庫確認や受発注など、これまで会社に持ち帰っていた業務をその場で行うことができるようになる。
一般の携帯電話を端末として利用するため、専用の端末を導入するためのコストが不要で、同社では「ノートパソコンなどモバイルPCのようにデータを蓄積しないためセキュリティの面でも有効」と導入メリットを説明している。
社外活動の業務プロセスをSOAの視点から解析し、必要な情報を携帯電話から利用できる環境を実現するもので、そのために必要となる「業務プロセス分析、構築導入支援、運用支援」をワンストップで提供する。既に社内に導入しているサーバ群から個々に利用しているデータ（在庫情報、顧客情報、スケジュール、製品情報、経理情報、物流情報など）に、コネクターを介して一元的に携帯電話向けコンテンツとして変換する仕組み。
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