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日産ディーゼル工業/ボルボグループの共通機能に融合、物流を生産管理に移管

2007年12月18日/SCM・経営

日産ディーゼル工業は12月17日、ボルボグループのトラック4ブランドの1つとして自社の位置づけを明確にするとともに、シナジー効果の実効性を上げるため、2008年1月1日付で大幅な機構改革を実施してボルボグループのマトリックス組織に加わると発表した。

具体的には、エンジンを含むパワートレインの開発、部品の調達、生産機能を集約した「ボルボパワートレイン」、車両に関する商品の企画、開発、調達機能を集約した「ボルボ3P」に、日産ディーゼルの組織のうち、同じ機能を持つ組織を統合させる。ボルボパワートレイン、ボルボ3Pはともに、ボルボグループ各社の共通機能を統合したバーチャル組織。

エンジン、トランスミッションなどのパワートレインの開発、部品の調達、生産機能を集約したボルボパワートレインに、パワートレイン開発部、第一製造部の全組織と商品企画部、お客様サービス部、開発管理部、実験部、研究部、生産・技術企画部、工場品質保証部、調達部、経理部、情報システム企画部のパワートレイン関係業務を統合。

車両に関する商品の企画、開発、調達機能を集約したボルボ3Pに、プロジェクト統括部、車両開発部の全組織、商品企画部の大型、中型トラック関係業務、開発管理部、実験部、研究部、調達部、経理部、情報システム企画部の車両関係業務を統合する。ボルボグループのIT機能を集約したボルボITに、日産ディーゼルの100%出資子会社であるシステムブレーンを統合する。

ボルボグループの組織は、ボルボ、ルノー、マックなどのトラックブランドごとの企業組織であるビジネスエリア(BA)、各企業の同一機能を統合したバーチャル組織であるビジネスユニット(BU)とのマトリックス組織となっており、ボルボパワートレイン、ボルボ3P、ボルボITは代表的なビジネスユニットとして位置付けられている。

また、マーケティング商品本部の本部制を改め、マーケティング企画部をブランド・マーケティング・商品企画部に改称。戦略企画担当の機能を分割し、ブランド担当を新設する。

生産部門では、生産・技術企画部のうち工場技術担当の機能を技術担当に移管し、工場技術担当を廃止、物流担当の機能を生産管理担当に移管し、物流担当を廃止する。

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