プライムは12月26日、伊藤忠商事との間で、資本業務提携を行うと発表した。
業務提携では、両社が持つ経営・販売・物流等に関するノウハウ・情報を相手方のために提供するとともに、両社のインフラなども有効活用し、共同販売促進活動を行い、新商品開発、商品の共同調達などのメリットを追及し、プライムが持つテレビ通販事業のノウハウと併せて、両社によりテレビ通販事業の拡大を図る。
プライム社グループは、拡大するテレビショッピング市場を見据え、事業・財務基盤の強化が不可欠で、伊藤忠商事と資本業務提携を行うことにより、国内外において多様な営業基盤を有し、企業価値向上に関する幅広い実績と豊富な経験を有する同社と中長期にわたるパートナーシップを構築し、コアビジネスにおける戦略的取組みを更に進化・加速させていくことが、積極的に事業展開を行っていく上で、重要であると判断したもの。
資本提携では、伊藤忠商事がプライムの発行済株式総数の14.98％に当たる普通株式を保有し、プライムの新株予約権行使後の発行済株式総数の33.46％に当たる普通株式を取得することができる新株予約権を保有する。
このため、プライムは平成20年1月10日に、第三者割当増資により10,060株の新株式を発行し、かつ同日付にて新株予約権を20,530株に当たる20,530個を発行し、伊藤忠商事はそれを引受ける。
今後、BS放送やCS放送、インターネット、携帯電話、ワンセグなど様々なメディアへの対応と社内基幹情報システムの強化のほか、自社CSチャンネルや他チャンネルへの通販番組コンテンツへ3年以内に5億円以上を優先順位をつけながら投資していくことを検討している。
