近鉄エクスプレスの辻本博圭社長は、年頭挨拶で、2月に発表する第三次中期経営計画について「中国は、現在113の拠点を4年後には200拠点近くまで増やす必要がある。ロシアは昨年日本での総代理店契約を締結したトランスコンテナ社と共同販売を開始したレール・トランス・オート社との協働により、シベリア鉄道を使ったサービスを自動車業界、家電業界に積極的に売り込み、シベリア鉄道を使った利用運送でナンバー1の地位を目指したいと考えている。インドでは高度なロジスティクスサービスを通じて新たなお客様の獲得を目指す」としている。
さらに、M&Aについて「対象企業を日系企業に限らず、海外の優良な企業を対象に広げ、事業シナジーの追求と業容の拡大を目指す」と明らかにした。
また、真の意味でグローバル企業へ脱皮するとして「人材、経営手法のグローバル化が必須条件。このために優秀な外国人社員の登用を大幅な、スピード感を持って進めていくとともに、日本人社員に対して、よりグローバルに通用する人材となるような教育プログラムも導入する」などの考えを中心に、第三次中期経営計画を策定するとしている。
