LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

日本水産など4社/水産物の物流機能を再編、一元化

2008年01月11日/SCM・経営

日本水産、ホウスイ、中央魚類と中央魚類の子会社・中央冷凍の4社は1月10日、ホウスイを存続会社としてホウスイと中央冷凍との合併を行うことを決めた。効力発生日は4月1日で、この合併によりホウスイは中央魚類の連結子会社となる。

また、日本水産とホウスイは、3月3日に日本水産が水産流通事業部門を会社分割制度により分社・新設するとともに、ホウスイが新設会社「水産流通」の第三者割当増資を引受けて同社を連結子会社とする。

日本水産、ホウスイ、中央魚類、中央冷凍は、各社が持つ水産物の流通機能を統合・再編し、拡大・強化することで、より強い水産物の流通ネットワークを構築する狙い。

ホウスイは、冷凍のえび・かにの買付け輸入・加工・販売を内容とする水産卸営業を主事業としているが、水産流通の第三者割当を受けて同社を連結子会社とするとともに、中央冷凍と合併することで、水産物の販売ノウハウと冷凍・冷蔵保管を主とする物流機能を得て、卸としての機能を拡充し多様なサービスを提供。

中央魚類は、東京都中央卸売市場である築地市場で主に水産物の卸売事業を営んでいるが、水産物の流通ネットワークの中で築地の市場機能(集荷、仲卸)を充分に活かし、中央冷凍の物流機能がホウスイの卸機能と融合することで事業規模を拡大していく連結子会社の育成により、グループ全体の成長と収益力向上を目指す。

日本水産は、既に公表した中期経営計画「新TGL計画」にある「商事・卸売事業はパートナーとともに経営効率の高い仕組みを構築し、より高い機能・サービスを実現できる規模にする」ことで、メーカー機能をさらに強化する。

水産流通は、築地の市場機能や合併後のホウスイの物流機能・卸機能との協働で、事業規模拡大と収益力向上を進め、日本水産は、中央魚類とともに水産物のサプライチェーンに携わる各機能が協働する仕組みをつくり、商品が消費につながるサービス向上に取り組む。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース