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ニッスイ、味の素冷凍食品/近畿で共同物流、CO2を12%削減

2009年08月13日/SCM・経営

日本水産、味の素冷凍食品は8月13日、近畿地区で冷凍食品の共同物流を8月17日より開始すると発表した。

冷凍食品メーカーは、各社ごとに取引先(食品卸、量販店)の物流センターへの配送を行い、冷蔵倉庫や配送トラックの手配も各社で行っていたが、今回の共同物流により、両社の商品を大阪市内の冷蔵倉庫で共同保管し、取引先センターに同一の車両で一括配送するもの。

共同物流の拠点として、大阪港埠頭ターミナル、寳船冷蔵、日水物流の3社共同による大阪港物流センターを起用する。

共同化により、同一の車両で運ぶことで積載効率が上がり、配送トラックの台数削減・車両の大型化が図れ、配送で発生するCO2を12%程度削減できると見込んでいる。

今回の対象エリアは大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県の2府4県だが、ことし6月に西中国地区を対象に開始したニチレイフーズも含む3社共同物流を個別倉庫を利用することで8月より中国地区全体にまで拡大し、新たに加わるエリアは岡山県、鳥取県、島根県東部となる。

日本水産、味の素冷凍食品はすでに北海道、南九州、中部、西中国・四国地区でニチレイフーズと、北東北地区、北・中九州・山口地区では2社で共同物流を行っており、今回の近畿地区での取り組みにより国内7地区での展開となる。

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