豊田自動織機は1月29日、中国の生産拠点、豊田工業(昆山)有限公司のフォークリフト生産工場を拡張し、現地生産を拡大すると発表した。拡張部分は3月に稼働し、拡張後の生産能力は年産5000台を計画している。
また、豊田工業(昆山)では現在、カウンターウェイト、タイヤ、バッテリーなど一部の部品を現地調達しているが、工場拡張に合わせて新たにフォーク、フレームなど主要部品の現地調達を開始。
2009年3月までに、マストなどの現地調達をさらに拡大し、現地調達率を4割まで引き上げる。これにより、コスト面、納期面で競争力の向上を図るとともに、グローバルでの生産能力の増強も図っていく考え。
豊田自動織機は2003年に豊田工業(昆山)で現地生産を開始し、販売でも同年に販売会社の豊田産業車輌(上海)有限公司を設立して、中国事業を展開してきた。中国フォークリフト市場は、急速に伸張しており、米国に次ぐ世界第2位の市場に成長、2007年は10万台を超える見込み。
豊田自動織機では、2007年に「トヨタ」「BT」2ブランドの中国市場での販売チャネルを統合。両ブランドが展開するフルレンジ商品のワンストップショッピング化を行うとともに、販売網の強化に取り組む。
こうした販売面の強化と現地生産の拡大を図ることで、2010年に中国での販売台数1万2000台を目指す。
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豊田自動織機/中国でフォークリフト現地生産を拡大
2008年01月30日/物流施設
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