LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

イオン/プロセス改善へJDA製カテゴリマネジメントを拡大採用

2008年01月31日/SCM・経営

JDAソフトウェア・ジャパンは1月30日、イオンが、MDプロセス改革をグループ企業全体に浸透させる目的で、JDAのカテゴリマネジメントソリューション「Intactix」の展開拡大を決め、これを受けてJDA米国本社とイオンがコーポレート契約を締結したと発表した。
イオンでは1997年にIT・物流プロジェクトをスタート。この中で計画を起点としたMDプロセス改革の強化を行っており、JDAのMD基幹ソリューション、商品計画ソリューション、カテゴリマネジメントソリューションを順次採用。こうしたソリューションの導入により、例えば衣料品は在庫高約12%減、粗利益率約1.7%改善という成果をあげているという。
現在、これらのJDAソリューションはイオンとグループ企業の合計7社で導入を完了。今回「Intactix」について、イオンのグループ企業に順次展開する方針で、JDA米国本社とのコーポレート契約を締結したもの。
「Intactix」操作画面では、単品レベルでの販売実績の分析や評価を行い、イオングループ全体の売上増や粗利率の改善が見込まれる品揃えと効率的な棚割計画の立案を実現することができる。この仕組みは、JDAのMD基幹ソリューションの商品補充とも連動しているため、店舗は自店の品揃えを事前に正しく把握することができるようになった。これにより、カット商品の在庫消化を進めるとともに、改廃作業漏れによる新商品投入の遅れを防ぎ、機会損失をなくすことで、売上と顧客満足の向上にも寄与。
今回の発表に際し、イオンの、縣厚伸・常務執行役グループIT担当は「JDAソリューションを採用したグループ各社では、商品を様々な角度から分析し、店舗特性に合わせた最適な品揃えの提供を実現している。また、本部が店舗在庫をコントロールできる仕組みになったことにより、PBであるトップバリュ開発や計画的な集中購買を進めることができるようになった」と話している。

関連記事

IT・機器に関する最新ニュース

最新ニュース