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TNT/アジア輸送網を中国に拡張

2007年12月21日/国際

TNTは12月19日、同社のアジア・ロード・ネットワーク(アジア陸運網)を中国にまで拡張したと発表した。これにより、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、中国の120以上の都市を結ぶ総延長4000kmの陸運ネットワークを運営する「アジアで最初のインテグレータとなる」としている。

シンガポール、広西壮族自治区の首都、南寧市、広東州の首都、広州を結ぶ陸運ネットワークの本格的な運行は、最終試験を完了した後の2008年初頭とする。このアジア・ロード・ネットワークは、中国にあるTNTの国際エクスプレス輸送ネットワークに接続され、「TNTの中国国内輸送ネットワークへの接続を、次の段階で実施する」としている。

2005年末に発表されたTNTのアジア・ロード・ネットワークは、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムの北東国境を通じて中国までを結ぶ。TNTは、コンテナ積載用トラックを24時間リアルタイムでGPS追跡できるサービスを提供しており、2005年に開始して以来、全体の貨物量として2けた成長を記録した。

TNTエクスプレスのマネージング・ディレクタ、マリー・クリスティーヌ・ロンバード氏は「この輸送ネットワークの拡張は、選出された新興市場内および市場間のエクスプレス・サービスを開発、統合していくという当社の戦略および功績であり、アジアでのビジネスを拡張していくという当社の取り組みを実証するもの」と話している。

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