リコー／重合トナーの新工場建設、生産能力を増強

リコーは、同社の重合トナー「PxPトナー」の生産拠点として、子会社の東北リコーに新工場を建設する。需要が拡大するカラー複合機・レーザープリンターに、順次PxPトナーを搭載しており、主力機種へも継続して搭載していく。
これまでのPxPトナーの生産は、沼津事業所での集中生産としてきた。今回、東北リコーに約200億円を投資して新トナー工場を建設するのは、急速な需要拡大への対応と一極集中のリスク分散を図るもの。
これによりリコーのPxPトナーの生産能力は、現在の年間約8000トン、2008年8月稼動の沼津事業所内の新工場での年間約3000トンと合わせて、2010年度にはトータルで年間約1万4000トンに拡大する。
■新工場の概要
所在地：宮城県柴田郡柴田町中名生神明堂3-1（東北リコー内）
建屋面積：約2万1400㎡（延べ面積）
建屋高さ：約30m
投資額：約200億円
生産品目：PxPトナー、新PxPトナー
生産能力：年間約3000トン（2010年度）
着工：2008年11月
稼働：2010年3月