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ニチレイ/07年4-12月期、低温物流事業が好調

2008年02月06日/決算

ニチレイは2月5日、2007年4-12月期連結業績は、売上高3562億円(前年同期比0.9%増)、営業利益147億円(0.8%減)、経常利益145億円(2.4%増)、四半期純利益90億円(9.3%減)となった。売上高は、低温物流事業の海外での取扱いが大幅に伸びたことなどが寄与し、前期を上回った。
低温物流事業は、欧州を中心とした海外事業が好調に推移し、物流ネットワーク事業の採算性も改善したことで、増収増益となった。
物流ネットワーク事業は、主力商材の取扱高減少で伸び悩んだ運送収入が、年末の需要拡大で増収に転じた。前年度に稼働した通過型センター、コンビニエンスストア店舗配送業務の開始も増収に寄与。原油価格の高騰で燃料コストが増加したものの、各物流センターで作業効率、運送効率の改善が進んだ。
地域保管事業は、果汁原料の搬入量が好調に推移したものの、輸入水産物の搬入量は大幅に減少。総合在庫率は前年を若干下回る水準で推移し、前年度に閉鎖した事業所の影響もあって減収となった。ローコスト体制が定着したものの、減価償却方法変更による償却費負担増などが影響し利益も減少した。
海外事業では、欧州(オランダ・ドイツ・ポーランド)地域で好景気を背景に輸入量が拡大、ロッテルダム港を起点としたオランダでの運送・通関の取扱いが伸長し大幅な増収・増益。前年度入荷量が少なかった果汁の保管が回復し増収・増益に貢献した。
中国(上海)地域は、配送効率や物流センターの作業効率の改善を継続、チルド飲料誘致により物量も拡大し利益面は回復基調となった。

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