ダスキン、モスフード／資本・業務提携で店舗物流を共同配送

ダスキンとモスフードサービスは6月16日、両社が展開している外食事業に関する資本・業務提携契約の具体化を発表した。
物流分野では、短期的検討事項では店舗物流の共同配送を掲げ、物流委託先が同一で、共同配送を行うことでメリットが得られる地域での共同配送を行う。
また、今後の両社の出店戦略と環境対応も視野に入れた最適な物流センターの再配置を検討し、平成20年10月以降に、東海地域で共同配送を開始する。
この共同配送により、東海地域における配送ルート数は両社合計で10％程度減少、また、排出ガスが約13％削減を見込む。
中長期的には、平成21年9月までに、近畿地域での共同配送を開始し、近畿地域における配送ルート数は両社合計で16％程度減少、また、排出ガスが約7％削減を見込み、平成22年4月以降順次、東北、北陸、中国地域で共同配送を開始する。
さらに、両社共同での購入について、同一仕様で購入が可能な商品の共同購入から開始し、原材料、副資材などの共同購入も検討する。
業務提携は、締結した内容を具体化するために、分野毎に商品開発、品質管理、出店、購買、物流など8つの分科会を設けて、短期的に実現させる事項（平成21年3月期中に開始可能なもの）と中長期的に実現していく事項に分類し、平成20年5月末日を目処として、検討を重ねてきた。