菱食／「量から質へ」、中間流通機能の革新図る

菱食は、「量から質への転換」を目指し、全温度帯フルライン機能の向上、ライフスタイルの多様化に伴う個別対応などへの取り組みを強化する。
少子高齢化、単身世帯の増加、女性の社会進出など急激な社会構造の変化による生活者のライフスタイルの多様化に対応するため、小売業、メーカーの双方向へのコーディネート役として、加工食品、低温食品・フードサービス、酒類、菓子の各カテゴリーで培った専門性を融合。相乗効果を最大限に発揮した全温度帯フルラインによる商品開発・調達、サービス提供機能の向上に取り組み、中間流通機能の革新を図る。
具体的には、①ライフスタイルの多様化に伴う個別対応への取り組み②全温度帯フルライン機能の向上③フードコーディネート機能充実のための営業力強化、人材育成④新分野への挑戦と育成（Ｅコマース、ペットフード事業など）⑤更なるローコスト経営の追求――を基本戦略として取り組む。
こうした基本戦略に加え、強みである情報システム「NEW-TOMAS」とロジスティクスといったハード面も強化し、「21世紀型ビジネスモデルの確立」を目指す。