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トッパン・フォームズ/UHF帯ICタグ用「無指向性アンテナ」を改良、物流用途に注力

2008年02月25日/IT・機器

トッパン・フォームズは2月22日、無指向性アンテナに改良を加え、通信性能の大幅アップに成功したとして、量産体制を確立して販売を開始したと発表した。
同時に、UHF帯IC関連製品を形状ごとに体系化し、多彩なラインナップのUHF帯ICタグシリーズ「Latica」として本格販売を開始。今後、Laticaを同社のUHF帯ICタグシリーズのブランド名とし、ラインナップを拡充していく。
UHF帯ICタグは通信距離の長さや通信速度の速さから、物流などさまざまな分野に広がっているが、実運用に移行するには、製品の材料や形状による通信距離の変化、貼付対象物(特に金属や内容物が水の場合)の影響による通信性能の劣化といった課題解決が必要とされていた。
トッパンフォームズでは、「UHF帯ICラベル・ICタグ用アンテナシリーズ(小型長距離、超小型、金属対応、無指向性)」や、長距離通信が可能な「UHF帯ICカード」といった高機能製品を開発してUHF帯ICタグ関連のノウハウを蓄積している。
「どんな角度からも長距離通信が可能」という特性を持つ無指向性アンテナは、ゲート型アンテナによる複数同時読み取りを行う物流業界などで、今後主流になる可能性が高いとして、無指向性アンテナの研究・改良に注力し、従来と同サイズで通信性能を20%向上することに成功した。読取可能な方位が広がり、通信可能距離も長くなった。
同社では、パレット管理など物流関連市場、アパレル関連市場(製品用タグ)、医薬品業界(医薬品の偽造防止など)を中心に販売を展開する。

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