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三菱商事/廃プラ再資源化事業に進出、物流用パレット製造

2008年03月04日/物流施設

三菱商事は3月3日、明治ゴム化成、市川環境エンジニアリング、東海運と共同で、容器包装リサイクル法で回収される廃棄プラスチックを再資源化し、サンドイッチ成形技術により物流用パレット(「MMPパレット」)などを製造する一貫工場を、千葉県富津市の富津地区工業用地に建設すると発表した。
総事業費の約62億円のうち、総額32億円はHSBCグループの香港上海銀行との間でプロジェクトファイナンスによる協調融資契約に調印した。
三菱商事と明治ゴム化成は事業実施に向け、2006年4月24日に「エム・エム・プラスチック」を設立、明治ゴム化成神奈川本社工場内に設置した製造装置でMMPパレットの製造、試験販売を行なうとともに、工場立地場所の選定、リサイクル施設としての認可取得手続き、製品の市場性調査を実施してきた。
その結果、地球環境保護に配慮した廃棄プラスチックの材料リサイクル事業であると同時に、衛生面、耐久性の面から今後も需要拡大が見込まれるプラスチック製高品質パレットを比較的安価に製造できるとして、事業実施を決めたもの。事業実施に当たっては廃プラスチックの再資源化で実績のある市川環境エンジニアリング、廃棄物輸送事業で実績のある東海運が参画する。
立地する富津市は国土交通省の「静脈物流拠点港(リサイクルポート)」指定を受けた木更津港の後背地で、千葉県西・中央地域エコタウンプランでエコタウンエリアとして位置付けられていることから、富津地区工業用地内で環境関連産業用地として指定された地域に建設する。

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