FSI、サイバーテック／流通業向けSCMソリューションで協業

エス・エフ・アイとサイバーテックは3月4日、流通業向けの次世代標準EDIに対応したXMLベースのSCMソリューションで協業すると発表した。
流通業では、現在主流となっているJCA手順から、XMLをベースとした次世代標準EDIへの移行が進んでいるが、次世代標準EDIフォーマットをそのまま業務システム側で格納・再利用することができないため、従来のシステムに合わせるためのマッピング作業を手作業で行う必要があった。
また、特に雑貨や化粧品などの多品種を取り扱う企業では、取引先や商品によって異なる帳票形式やデータフォーマットにシステムが対応できないケースが発生すると予想されている。
SFIとサイバーテックは、XMLデータベースを核とした上記課題を解決するためのソリューションを共同で開発し、発注側（小売業）と受注側（卸・メーカー）、VAN事業者が、次世代標準EDIへのスムーズな移行と業務の効率化を可能にする、としている。
SFIは、次世代標準EDI（JX手順）対応通信パッケージ「BizX（ビジクロス）」、XMLベースのEDIデータに対応した受発注業務パッケージを提供。サイバーテックは、XMLフォーマットのEDIデータを変換せずにそのまま格納できるXMLデータベース製品を提供する。
今後、両社は共同マーケティング活動を通じて次世代標準EDIの普及促進を図るとともに、製品のOEM提供や販売協力も視野に入れた具体的な施策を検討・推進する。