SECカーボン／京都・福知山に設備増強、160億円投資

SECカーボンは3月5日、アルミニウム製錬用黒鉛化カソードブロック需要拡大に、総額160億円の設備投資を決めた。
同社のアルミニウム製錬用黒鉛化カソードブロックに対するアルミニウム製錬各社からの供給増強要請に応え、事業拡大による成長を図る。
京都府福知山市の京都工場敷地内（約50万㎡）に新設し、現在の黒鉛化カソードブロック生産能力3万トン／年に対し、完成後能力4.5万トン／年を見込んでいる。
平成21年年初着工で、平成22年年末完成、平成23年年初の操業開始の予定で、多額投資のため建設後減価償却負担が増え一時的に収益を圧迫するものと思われるが、黒鉛化カソードブロックの販売量が増加するため、比較的短期間に投資を回収できる見通し。
建設資金は自己資金および外部からの調達を予定しているが、現在極めて良好な財務状態にあり、建設資金も段階的に必要となることから、調達方法については随時検討していく。