LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

三菱化学/インドに子会社設立、物流も対応

2008年03月18日/国際

三菱化学は3月17日、インドでの三菱化学グループの製品の製造、販売、原料、資材の調達、グループの事業進出の支援を目的とした新会社を設立し、4月から営業を開始すると発表した。3月10日にインド政府から会社設立の認可を受けた。
三菱化学は、西ベンガル州にMCC PTAインディア社を設立して2000年4月に合成繊維原料・高純度テレフタル酸(PTA)プラントの営業運転を開始。以降、PTAプラントの第2期工事が2008年中に完成するほか、2007年4月にはハリヤナ州に記録メディアなどの販売・マーケティングを目的とするバーベイタム・マーケティング・インディア社を設立。また、ことし3月末までにラジャスタン州ニムラナ工業団地で、主に自動車の内外装の材料として使用されるポリプロピレンコンパウンドの製造・販売会社を設立する。
インドでは、高い経済成長率の中、上記製品の他にも自動車、家電向けを中心とする素材製品の需要が急速に伸びており、今後三菱化学グループの樹脂コンパウンド、機能商品を中心としたインドで拡大が見込まれる事業を支援する拠点、インドにおけるグループの横通し機能を持つ拠点の設立が必要と判断した。
新会社は、グループの製品の販売、原料、資材の調達にとどまらず、インドでの樹脂コンパウンド事業を拡大するため、ポリプロピレンコンパウンドの製造拠点に隣接してラジャスタン州ニムラナ工業団地に用地を確保し、将来的には機能性樹脂、塩ビ、エンジニアリングプラスチックなど、グループの樹脂コンパウンド製造拠点となる。
新会社の売上高は、単体で2012年に約20億円、ラジャスタン州ニムラナ工業団地のグループ会社を含めて約100億円を見込んでいる。

関連記事

SCM・経営に関する最新ニュース

最新ニュース