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三菱化学/40フィートコンテナに野菜の栽培機能を集約した野菜工場開発

2010年01月12日/物流施設

三菱化学は1月12日、野菜工場のシステムを40フィートコンテナにコンパクトにパッケージ化したコンテナ野菜工場を開発し、本格販売に乗り出すと発表した。コンテナ野菜工場の第1号機はカタールへの販売が決まっており、4月に納入される予定。

コンテナ野菜工場は断熱仕様のコンテナに、内部の温度を保つ空調設備、水を循環濾過して再利用する水処理設備、光合成の光源となる照明など、野菜の栽培に必要な各種設備を完備したもの。

1日約50株程度のレタスなど葉物野菜を収穫でき、三洋電機製の太陽電池とリチウムイオン二次電池のシステムも備えられるため、商用電源とのハイブリッド稼動による省エネルギーも可能。

このシステムは、HIT太陽電池(2kW)とリチウムイオン電池(3.14kWh予定)を組み合わせたシステムで、商用電源と組み合わせて電力を供給する。リチウムイオン電池に蓄えられた電力は、野菜栽培用のLED照明に使用される。

三菱化学では、将来的には太陽光発電のみによる稼動も視野に入れて技術開発を進めるほか、顧客の要望と設置場所の諸条件を踏まえた仕様のカスタマイズを行い、国内外に拡販していく方針。

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