トーメンデバイス／過去最高業績も、顧客からのVMI要請で在庫増

トーメンデバイスが4月24日に発表した2008年3月期連結決算によると、07年度はメモリー価格大幅下落の逆風の中、過去最高の売上高、経常利益、純利益を達成した。
デジタルスチルカメラ向けにMCP（マルチチップパッケージ）とASIC（特定用途向け集積回路）が好調だったほか、液晶デバイスの価格が堅調に推移し、ノートPC・モニタ向けに好調。日系メーカーのEMS・OEM先、海外での新規顧客拡大も寄与した。
懸案としては、DRAM価格の大幅な下落、年度後半からFLASHメモリー価格の下落のほか、顧客からのVMI・カンバン方式などの要請により、在庫が増加したことなどを挙げた。