山九／国際航空貨物事業で、日本郵便との共同出資会社の受け皿会社を設立

山九は4月25日、国際小口貨物を含む航空貨物事業を分割し、新たに設立する「JPサンキュウグローバルロジスティクス」に承継させると発表した。7月1日が効力発生日。郵便事業（日本郵便）との共同出資を前提とした動きで、日本郵便が行っている申請が認可され次第、同社からの資本参加を受ける。
航空貨物事業で日本と中国・アジアを中心に展開する国際ロジスティクスサービスを、国際小口貨物から一般航空貨物まで幅広くサービス提供するため、機動的な事業戦略展開を目的として分社を行い、同部門を新設会社に承継させるもの。
事業基盤は山九の既存事業をベースとしつつ、日本郵便が認可後に持株比率60％で資本参加する方針となっていることから、相乗効果による事業規模拡大を追求すると見られる。当初は山九が全額出資して資本金3億円でスタート、北九州市門司区に本社を置く。