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UPS/2008年第1四半期、売上高127億ドル(前期比6.5%増)

2008年04月30日/決算

UPSは、2008年第1四半期の業績について国際小口貨物・サプライチェーン・フレートオペレーションの部門において二桁成長を達成し、売り上げが伸びたと発表した。
しかし、米国経済の急激な減速により、希薄化後1株当たり利益は9.4%減少し、前年同期の調整済み0.96ドルから0.87ドルに減少した。
中国とインドの15%を超える取扱量の拡大および他の市場での堅調な伸張に牽引されアジア太平洋地域では業績が伸びた。
2007年第1四半期の調整済み1株当たり利益からはジェット航空機の老朽化による減損費用と任意退職制度に関する費用は除外されているが、これらの費用を含めた場合、2008年第1四半期の希薄化後1株当たり利益は前年同期の1株当たり0.78ドルから11.5%増加している。
2008年3月31日を末日とする3か月間において、連結売上高は6.5%増の127億ドルとなり、連結ベースの1日当たり配達個数は横ばいの1日当たり1,513万個。1個当たりの連結平均売上高は5.4%増加した。
UPSが配送した貨物総数は前年同期と同じ9億6,800万個で、利益には高付加価値商品の個数減少と、イースター休暇のタイミング、燃油費の急騰によりマイナスの影響を受けた。
米国国内の小口貨物部門は、米国経済の減速により、当四半期には米国の1日当たり平均取り扱い貨物数が0.3%減少し、また高付加価値商品の割合が低下した。「Next Day Air」貨物(翌日配達の航空輸送サービス)は3.8%、「Deferred」貨物(2、3日かけて輸送する航空輸送サービス)は2.9%減少したが、陸上貨物は0.3%上昇した。1個あたりの売上高はすべてのサービスレベルについて変らず、1個当たりの連結売上高は2.7%増加した。
国際小口貨物部門の業績には予想通り、イースター休暇のタイミングのため欧州の営業日が少なかったことによるマイナスの影響が発生し、燃油費高騰もあった。
輸出取扱量は現地営業日数において約10%増加し、売上高はこれにより15.7%増加し、米国からの輸出取扱量は好調で、2桁成長を記録したアジア、欧州、および米国を合わせてバランスの取れたグローバルな業績へと導いた。
サプライチェーン/フレート部門は、売上高は11%近くの伸びを示し、フォワーディングとロジスティックス事業の売上高は12.8%増加し、これは1月に発売した新しいエアフレート商品が貢献した。LTL貨物の売上高の伸びは4.1%で、米国経済の減速による制約を受けました。同部門の営業利益は2倍以上に増加した。
年間の利益見通しについて、2008年度の希薄化後1株当たり利益の見通しも3.90ドルから4.20ドルの範囲に減少するとしている。

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