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UPS/第2四半期業績、アジア太平洋の小口貨物輸出取扱量25%増、日本20%以上増加

2007年07月30日/決算

UPS(NYSE:UPS)は、2007年第2四半期の希薄化後1株当たり利益が前年同期比7.2%増の1.04ドルを計上し、売上高が3.9%の増加になったと発表した。

第2四半期において、アジア全体の小口貨物輸出取扱量は前年同期比25%増、前期においては前年同期比20%増、さらに日本の小口貨物輸出取扱量も20%以上増加した。

UPSアジア太平洋地域社長のケン・トロックは「アジア太平洋全体で成長は力強く、とりわけ中国やインドといった重要市場で目覚ましい成長を遂げています。韓国、シンガポール、タイにおける増便計画などや、上海国際エアハブの建設発表はすべて、お客様の高まるニーズに応える体制作りに向けたステップです。国際的な拡大を視野に入れるアジア企業にとって優れたパートナーとなることを、当社は目指しています。」と述べている。

国際輸出取扱量は2桁増となり、同収益は14%増加し、UPSフレートのLTL(混載トラック便)収益は10.5%増(取扱量は12%増)。

連結業績第2四半期の売上高121億9千万ドル、営業利益17億7千万ドル、営業利益率14.5%、1日平均取扱量1503万個。

2007年6月30日を末日とする第2四半期において、サプライチェーンおよびフレート部門の業績向上が寄与し、純利益は4.1%増の11億ドル、営業利益率は14.5%となった。

米国国内小口貨物部門は、工業生産品ならびに企業の対消費者向け荷貨の成長率低下を受けて、陸上貨物の取扱量は横ばいで、「Next Day Air R」貨物(翌日配達の航空輸送サービス)の取扱量が1.6%増加し、「Deferredair」貨物(2、3日かけて輸送する航空輸送サービス)の4%減を一部相殺した。米国の貨物1個当たり総売上高は1.7%増と堅調に推移し、陸上貨物サービスの貨物1個当たり売上高は3%増となった。

国際小口貨物部門は、国際部門の輸出取扱量が10.4%増加し、クロスボーダー貨物の高い伸びを示したヨーロッパが2桁増となり、中国の著しい増加に支えられたアジアでは25%の大幅な伸びを記録した。国際部門の営業利益は14.7%増、営業利益率は0.5%増の19%となった。

サプライチェーン/フレート部門は、フォワーディング・ロジスティックス事業は、2006年下半期に開始したパフォーマンス改善イニシアティブが成果を上げ、顧客サービスおよび技術システムの向上に多大な投資を行っているUPSフレートは、第2四半期の売上高が5億4900万ドルと大幅に増加した。

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