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楽天/出店者に物流代行サービス開始

2008年05月09日/SCM・経営

楽天は5月8日、インターネットショッピングモール「楽天市場」の出店者を対象とした物流代行サービス「楽天物流サービス」の提供を開始した。
楽天物流サービスは、これまで「楽天市場」を運営する中で育んできた店舗運営支援の経験やノウハウをもとに、「入出荷」「在庫保管」「配送」などの物流業務を代行するEC・B2C専門の物流代行サービス。
大企業向けB2Bを主とした従来の物流サービスでは委託が難しかった商品にも対応するほか、ECにおけるB2C特有の「ロングテール」(極少量・極多品種)の物流にも対応しているのが特徴。
具体的には、楽天のロジスティクス・コンサルタントが各店舗のニーズをヒアリングし、その店舗の状況に合わせた物流サービスを設計。その上で入荷・検品・保管・ピッキング・梱包・包装・配送・棚卸しなど一連の作業工程を細かく分類し、各作業工程の中に店舗のニーズを反映させる。
これにより、各店舗に合わせた高品質な物流サービスをリーズナブルな利用料で安定して提供することができるだけでなく、各作業工程の内容を店舗ごとに設定することで、多様な商品の物流業務をアウトソーシングすることが可能となる。
また、楽天物流利用店舗に提供する「出荷処理・在庫管理支援システム」により、面倒な物流関連の事務処理が軽減されるだけでなく、インターネット店舗管理画面上の在庫と実在庫との同期が容易になり、欠品抑止やタイムリーな売れ筋把握につながる。楽天では「物流支援システムについては順次機能を拡大し、店舗の利便性を高めていく」としている。
今後は、利用店舗数、物流ネットワークの拡大によって他店舗間同梱、期日指定や翌日配送を実現するとともに、物流の効率化・エコ化の促進に努める。

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