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アバイア/シンガポールに製品物流センター開設、物流コスト最大80%削減

2008年06月17日/物流施設

米アバイア・インクは6月16日、アジア太平洋地域の新たなサプライチェーン・マネジメント戦略の一環として、シンガポールに製品物流センターを開設したことを発表した。
シンガポールから出荷されるIT機器の年間取扱量は500トン以上(1億米ドル以上に相当)に達する見込み。
アジア太平洋地域で製造されるアバイアの製品はすべて、シンガポールに一旦集結し、そこから地域の顧客とビジネスパートナーに出荷し、中国、タイ、インドネシアにあるアバイアの製造施設が、オーストラリア、中国、インド、東南アジア、韓国、日本などの地域に製品を提供する。
新物流センター整備により、物流コストが最大80%削減し、大半の地域では、製品納入までの期間が14日からわずか3日に短縮されると見込んでいる。
ハブの開設地としてシンガポールが選ばれた主な要因には、コストの削減、納入時間の短縮、顧客およびビジネスパートナーとの距離の3つが挙げられ、アバイアは今後、ビジネスパートナーからの注文により迅速に対応し、こうしたメリットを貨物コストの大幅な削減という形で提供する。
なお、アバイアは香港とマレーシアも地域のサプライチェーン・マネジメント・センターの開設地として検討していたが、シンガポールのアジアにおける戦略的立地条件と、世界トップクラスのインフラが重要な要素となった。
シンガポールの製品物流センターの運営は、総合物流サービスの提供で世界をリードするDB Schenkerで、物流センターは、シンガポール空港物流パーク(ALPS)内の総合貨物・物流施設であるDB Schenker Megahubに設置した。
自由貿易地域内の戦略的立地条件は、通関手続きが最小限で済むことや、税金の猶予、簡素な手続きなど、アバイアのビジネス上なくてはならない優位性をもたらし、アバイアとビジネスパートナーは、貨物の削減、輸送にかかる時間の短縮、在庫保管コストの削減、サービスレベルの向上によるメリットも享受できる。
倉庫業務をアウトソーシングすることで、アバイアはコア・コンピテンシーに集中し、物流・輸送分野におけるDB Schenkerの世界的ノウハウを活用することができる。

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