ヤマハグループ／国内全工場で廃棄物のゼロ化達成

ヤマハは6月24日、ことし3月末までに国内の8工場で廃棄物のゼロ化(ゼロエミッション)を達成したと発表した。今回の達成で、国内の全14工場でゼロエミッションを達成したことになる。
同社は、埋立処分する廃棄物量を発生量の1％以下にすることをゼロエミッションと定義。2003年から同社で活動を始め、2005年から関連会社に活動を拡大した。2007年度末に達成したのは浜松市のヤマハミュージッククラフトで、当初の目標通り達成したという。
達成に当たっては、廃棄物の分別と再資源化情報の活用を徹底し、各拠点間で再資源化情報を交換する全体会議を定期的に開催。担当者の意識を高めることに務めた。また、産業廃棄物処理業者に処理を委託する場合、グループ全体で適正に処理されているかどうか現地確認を実施した。
この結果、全廃棄物発生量中の埋立処分量は、2002年度の14.7%から2007年度には0.06%と大幅に減少した。
同社は、今後もゼロエミッションを継続し、分別を徹底した有価物化の推進と生産の効率化による廃棄物の発生抑制に取り組む。