日本通運、近鉄エクスプレス、全日本空輸の3社が設立した国際エクスプレス事業会社、オールエクスプレスの貨物機が7月2日、最初の積荷を積んで上海に初飛行した。
オールエクスプレスは、4月1日に3社のほか商船三井ロジスティクス、郵船航空サービスの出資を得て設立。「アレックス」のブランド名で国際宅配便事業のほか、航空運送代理業なども行う。資本金は2億1000万円で、出資比率は全日空36.38％、日本通運・近鉄エクスプレスが30.38％。
今回の積荷は携帯電話、デジタルカメラの部品など小口のもの。今後はこれら電子部品のほか、契約書などの書類や各種補充用部品も取り扱っていく。2009年10月からは、全日空が整備するアジア圏内の航空ネットワークを利用しタイ、台湾、ベトナムなどに商圏を拡大したい意向で、将来的に貨物機の10機体制も視野に入れ顧客の取り込みを加速する。
