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富士重工業/ツムラ静岡工場に新搬送システム導入

2008年07月03日/物流施設

富士重工業は、ツムラと共同開発した連結式搬送ロボットシステムをツムラ静岡工場に導入した。運搬用台車にICタグを装備しており、搬送過程での物と情報の可視化を実現した。来年度、茨城工場への導入も検討されている。

新開発されたシステムは、200㎏の重量物を連結し搬送することが可能。連結部の型を揃えることで、大きさ、形状の異なる搬送物を搬送できるほか、狭い場所での旋回と高精度の位置決め搬送が可能。

さらに、走行時の軌道ルート検出にCCDカメラを採用しており、天井に貼られた色テープをロボットのCCDカメラで色テープを認識しながら走行する。

ツムラの静岡工場の医薬品顆粒製造工程4ラインには、医薬品の入った容器を交換運搬する連結式搬送ロボットシステムが導入されており、労働生産性の向上、昼休み、夜間の無人化製造による増産効果、ライン作業者の少人化、異物混入などのリスク軽減による品質確保といった様々な成果を上げていた

高精度な位置決めの場合は、施工が容易な磁気ピンを床に設置して補完できるという。ツムラは、今回静岡工場に顆粒容器の交換用、製品搬送用として1台ずつ導入。より広範囲な同システムの使用領域を開拓するため、富士重工業と共同開発を継続する。

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