丸紅は7月15日、ベトナム国営石炭鉱産物公社（ビナコミン社)から、アルミナ精錬プラント建設を受注し、14日にハノイで契約調印を行ったと発表した。
ホーチミンの北約200kmに位置するラムドン省で、年産60万トンのアルミナ精錬プラントを建設するもので、2010年の完成を目指している。受注金額は約500億円。
受注に当たっては、アルミナ生産で世界第3位の中国アルミ集団のエンジニアリング会社であるチャイナ・アルミニウム・インターナショナル・エンジニアリング社（チャリエコ社)の協力があり、丸紅はチャリエコ社に対して、受注・建設契約履行支援、資材調達などの支援業務を行う。ビナコミン社に対してはアドバイザリー業務などを実施する。
一方、ビナコミン社は、今後もアルミナ精錬プラントを新設する計画を進めている。丸紅はチャリエコ社と協力して連続受注を目指している。チャリエコ社をはじめとする中国企業との協業による第三国向け輸出案件を一段と拡大する。
