丸紅は3月19日、チャイナ・アルミニウム・インターナショナル・エンジニアリング(チャリエコ)を支援し、ベトナム国営石炭鉱産物公社(ビナコミン)からアルミナ精錬プラント建設の大型案件を受注したと発表した。18日に北京で契約調印式を行った。
ビナコミンからの同規模の大型案件受注は、2008年7月に初受注しており、今回で2度目となる。
同契約に基づき、ダクノン省で年産60万トンのアルミナ精錬プラントを建設する。チャリコが、設計から機器調達・現地工事までを含めたEPCフルターンキーで供給。2011年秋の完成を目指す。丸紅は、チャリコに対して受注支援に加え、建設中の資材調達援助や各種のアドバイザリー業務なども行っている。
丸紅は今後、ビナコミンの計画するアルミナ生産事業に対して、プラント供給だけでなく製品取引なども含めた全社的な協力体制を構築する方針だ。