キヤノンファインテックが7月22日に発表した2008年12月期決算によると、物流・生産体制の合理化策として、中国広東省にある二つの生産拠点を新工場に集約し、生産力の拡大と低コスト化を図っていく考えだ。
新工場は延床面積約4万5600㎡の規模で、2008年10月の稼動を見込んでおり、事務機の周辺機器を生産する。新工場の稼動に伴い、二つの既存工場は閉鎖する。
同社の子会社であるニスカが新工場の建設・運営に当たる。新工場の建設は、ニスカとの連携強化の一環で、今後も「品質の向上」と「ローコスト設計の追求」をキーワードに開発力を高めていく。