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丸紅/北米産穀物の内陸集荷網拡充、日本への穀物安定供給

2008年08月07日/国際

丸紅は8月6日、子会社であるコロンビアグレーン社(以下:CGI社)を通じて、油糧種子加工業のアグプロセッシング社(AGProcessing,Inc.以下:AGP社」)の子会社であるエージーピーグレーン社の資産を買収し、ノースダコタ州およびミネソタ州に所有する穀物エレベーター8基と農業資材倉庫2か所の保有を決めたと発表した。

CGI社は1978年に設立され、その穀物輸出量は米国西海岸地域で35%のシェアーを有し、90年代から米国内陸へ自家集荷網の拡充を進めてきたが、さらなる業容の拡大を狙いに買収した。

この結果、CGI社のノースダコタ州およびミネソタ州における集荷能力は大幅に向上し、小麦に加え、とうもろこし、大豆などの穀物の集荷体制が整い、保管能力は、現行の約90万トンから約110万トンに拡大する。

また、AGP社は25万人の農民を代表する193の農協によって所有されている広域農協であり、農協としては世界最大規模の搾油会社の一つとして、再生燃料のパイオニアとしても知られ、エタノールとバイオ・ディーゼルを生産している。

丸紅は、日本市場への「安定供給」と食料需要が高まるアジア市場への「量の確保」が非常に重要な課題となってきており世界で最も安定した穀物生産国である米国で、日本を中心としたアジア向け穀物の安定的な供給かつ効率的な物流の拠点である西海岸地域に、小麦に加え、とうもろこし、大豆の集荷体制を整えた。

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