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ヤマトロジスティクス/ジェネリック医薬品の小ロット全国翌日配送を可能に

2008年08月20日/SCM・経営

ヤマトロジスティクスは8月19日、購入者と製造・販売者をダイレクトに結び、ジェネリック医薬品の小ロット全国翌日配送を可能にした新しい流通システムを開発し、2008年9月から学校法人聖マリアンナ医科大学(神奈川県川崎市)向けに一部稼動を開始すると発表した。

システム名は、ジェネリック流通システム「ヤマトメディカルダイレクト」で、医療機関・調剤薬局とメーカーが直接売買取り引きを行う流通システムとなっている。

<ヤマトメディカルダイレクトの概要図/クリックすると拡大します>

注文受付から、配送、代金回収までの一連の作業を、ヤマトロジスティクスがメーカーからまとめて受託することで、複数購入者と複数メーカー間の直接取引きをワンストップで実現する。

宅急便事業で培った経営資源であるIT(情報技術)、LT(物流技術)、FT(金融技術)を駆使し、低コストで全国安定供給を実現する新しい流通システムを構築した。

運営は、ヤマトロジスティクスが中心となり、配送機能をヤマト運輸・ヤマトグローバルエキスプレス、決済代行機能をヤマトフィナンシャル・ファインクレジット、情報管理機能をヤマトシステム開発がそれぞれ担い、ヤマトグループのノウハウを結集して展開する。

ヤマトメディカルダイレクトの導入で、医療機関・調剤薬局は、購入コスト低減と少量でも全国翌日調達が可能になる。
一方、メーカーについては、流通コストと流通在庫の削減、収益率の向上を実現することができる。

今後、聖マリアンナ医科大学の関連病院に順次展開し、効果と実績を検証しながら、他の医療機関や調剤薬局、メーカーに幅広く利用できるようにシステムの高度化を図っていく。

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