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日本オラクル/SCM情報可視化ツールを提供開始

2008年08月26日/IT・機器

日本オラクルは8月25日、製造業のSCM責任者向け情報可視化ツール「Oracle Advanced Planning Center(Oracle APCC)」の提供を開始すると発表した。参考価格は2000万円からで、事業規模1000億円以上の製造業向けを主力に受注活動を展開する。

Oracle APCCは、事業規模の大きな製造業が抱える各製造拠点の生産計画や稼働状況、需給状況などの情報を集約し、全社的な生産計画などに要求される不確実性の制御を支援するツール。数十~数百か所の拠点ごとの計画を俯瞰・可視化し、全社の計画やシナリオとの整合性を判断。

一部全社の計画に合わない拠点の生産計画が見られた場合、修正を可能にする。Oracle APCCは、同社の製品だけでなく他社のSCM計画系エンジン、システム情報を統合でき、既存のシステムに組み込むことで迅速な生産上の意思決定などを支援できるとしている。同社のプランニング・ソリューションの中でも最上流に位置する製品だという。

また、得られた情報を基にしたリスク分析も可能。単一の部品を単一のベンダーから調達している場合、調達先を増やすべきかなどのシミュレートも行えるため、全社的な計画の立案や変更など迅速な意思決定を支援できるという。

日本国内だけでなくアジア諸国や欧米全域の物流拠点とのネットワーク化を想定しているため、今回は英語版のみの発売。

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