日野自動車は8月25日、リアルタイム双方向通信型の運行サポートを行う商品「ひのこんぱす」を発売したと発表した。
「ひのこんぱす」は、日野とGPS情報を利用した車両運行管理システムの開発会社であるシステックとレッカーロードサービスを展開するJHRネットワークサービスと共同開発したもので、携帯電話通信網を利用して、車両の現在位置情報や運行情報を集約しての事務所・車両間の双方向通信と、コールセンター・ロードサービス機能も付加したシステム。
運転情報や運行情報、車両情報など運行管理上必要な情報が随時確認できる。このほか、車両ごとの積載状況や配送ルートが検索可能、運転日報の自動生成・出力が可能、エンジン始動時にパスワードを入力する盗難防止機能、メンテナンス情報を車両ごとに集計・把握が可能、省燃費運転・安全運転の評価機能を付加、日野S.O.Sコールでロードサービスの要請が可能--などの機能を持つ。
なお、全メーカーのトラックに装着可能だが車両情報、運転情報などは日野自動車のみとなっており、車載機と事務所のパソコン間で通信・連絡を行う。
9月9日から東京ビッグサイトで開催される国際物流総合展2008に出展する。価格は車載用機器が1台17万8500円(税込み)、月額利用料が4095円(税込み)。年間販売目標台数は1万台。