住友大阪セメントは、セメントの原料として使用している建設発生土を安定的にセメント工場へ供給するため、千葉県市川市二俣新町に市川リサイクルセンターを新設した。
同社では、土木工事や建設工事等により発生する建設発生土をセメントの原料として利用するため、主に中間処理業者を通して受け入れをしている。
但し、建設発生土は発生が不安定なため、これを安定的に調達することが課題で、今回市川リサイクルセンターの新設により、排出現場から直接当センターまで、建設発生土を受け入れることができるようになる。
建設発生土の受け入れから、セメント原料への改質に至るまでの全業務をて行い、改質された建設発生土は最大1万5000トンの保管が可能で、これによりセメント工場へ安定的に供給する体制も整った。
総工費は約5億円で、現在建設発生土のリサイクル量は年間約80万トンだが、当センターの新設で、さらに約10万トン以上の増加を見込んでいる。
