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日清紡/太陽電池製造設備工場を大幅拡張、繊維事業再編

2008年08月29日/物流施設

日清紡は8月28日、太陽電池製造設備の急拡大中の受注に対応するため、美合工機事業所(敷地面積1万8000坪)を3万8000坪に拡張し、専用工場を建設する。

現在建設中の専用工場(延床面積3,500坪2009年3月完成予定)に続き、ほぼ同規模の専用工場を2010年度と2011年度とに建設し、年500億円の受注体制を構築する。

家庭用燃料電池も受注増に対応するため、新たに取得した工場用地(千葉市緑区敷地面積2万4000坪)に新工場(延床面積2,000坪2010年3月完成予定)を建設し、セパレータの新生産拠点とする。

新工場には美合事業所の製造設備の移設と最新設備を導入し、燃料電池年2万台分に相当するセパレータ生産体制を構築する。さらに、燃料電池市場の急成長に備え、工場建屋についてはあらかじめ燃料電池年30万台に相当するセパレーター生産に対応しうる規模とし、需要増に応じて順次製造設備を追加導入する体制を採る。
なお、土地取得資金を含む初期投資約35億円が見込まれますが、自己資金で賄う予定です。

一方、繊維事業は、不採算の染色加工を中心として事業を整理し、2010年度内に現在の月産250万M体制から月産100万M体制に移行し、自社加工減少分は、提携先企業との協業、海外加工へのシフトを行い、インドネシア子会社「ギステックスニッシンボウ」を拡充する。

なお、繊維加工事業の再編と燃料電池セパレータ事業の移転により事業所用地2万坪分を、美合工機事業所の拡張に充てる。

島田事業所(紡績事業)は、紡績第一工場をクローズし、紡績第二工場のみの1工場体制とする。

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