SAPジャパンは9月3日、9月15日付で代表取締役社長兼CEOが八剱洋一郎氏から、ギャレット・イルグ氏に交代する役員人事を発表した。八剱現社長は9月15日以降役員を退任し、イルグ氏への引継ぎ期間中、シニア・アドバイザーとして活動する。
イルグ氏は、ロイターの国際顧客担当バイスプレジデントを務めた経験があるほか、ダウジョーンズや三菱電機などでマーケティング、営業のシニアマネージャーを担当した。1999年～2002年の3年間には日本BEAシステムズの代表取締役社長、2005年以前の3年間は、BEAシステムズ社のシニアバイスプレジデント兼アジアパシフィック地域代表を務めた経歴を持ち、2005年からはアドビシステムズの社長も務めている。ニューハンプシャー大学ウィットモア校でビジネス学士号を取得している。
このほか、SAPジャパンの現CCO兼SAPアメリカシニアマネジメント担当のロブ・シリング氏が最高執行責任者（COO）に現職との兼務で就任する。内田久副社長・営業統括本部長は、エグゼクティブ・バイスプレジデントに昇格。SAPジャパンの全ソフトウェアライセンスの営業責任者となる。
