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日本通運/小型旅客機用の航空コンテナを開発、運用を開始

2008年09月05日/3PL・物流企業

日本通運は9月4日、小型機専用航空コンテナを開発し、福島空港などで運用を開始したと発表した。この小型機専用航空コンテナは、同社の仙台航空支店商品開発チームが中心となり、福島県など地方空港活性化を目指す地方自治体と小名浜税関、福島空港に定期便を運行する航空会社の協力を得て開発し、官民一体の取り組みによって実現した。

従来、小型航空機への貨物搭載は、個々の貨物を人手で直接積み込む方式が一般的で、輸送途上のダメージと発着空港の悪天候時には水濡れが発生するなど、航空コンテナを使用した場合と比較し、輸送品質に問題があった。

新たに開発した専用航空コンテナは、内寸120cm×60cm×50cm、耐荷重約850kg、自重約5.5kgのポリプロピレン製で、軽量でありながら高強度を実現し、小型航空機でも安全な輸送サービスが提供できるようになった。

8月28日に、福島空港を出発した中国東方航空の上海線、日本航空の関西空港線(関西空港から香港線へ積み替え)を利用した第1回目の輸送を実施した。

今後は仙台空港発の中国国際航空の北京便、大連便に拡大し、さらには全国の地方空港へと拡大していく計画。

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